聖なるガンジス河へ

最初に声をかけてきた男はシヴァ、24歳、1児の父。もう一人はヴィーノ、21歳独身。

自分のようなインド初めて外国人への観光案内を生業とするリクシャードライバー兼なんちゃってツーリスト達である。ヴィーノは『ヴィーノはいい人です。ボートにも乗せてもらいましたが、適正な価格でした』などと日本の女の子のコメントが書いてある手帳を見せて、トラストミーを連発する。君達、ガイドブックに書いてある危ないリクシャーの見本だよ、そのトークは。

既にデリーからジョギンダのプロフェッショナルツアーを経験していた自分は地図を指しココとココを見たいので行ってくれとバーラト・マーター寺院、トゥルガー寺院を見る。トゥルガー寺院などはヒンズー教徒以外は寺院の中に入れないとガイドブックに書いてあったが、なんちゃってツーリストには関係なし。ノープロブレム。

そしてガンガーへ。うぉー、広い。やっと来たぜ聖なる河。ガートが建ち並び、何だかリゾート海水浴場のようだ。

沐浴するかと言われ、水際まで階段を下りる。が、聖なる河の水面には、ゴミ、油らしきもの、その他いろいろ浮いており、神田川よりもデインジャラスである。沐浴は遠慮することにしてボートに乗ることにする。

ヴィーノにフィーはいくらかと尋ねると「ボスに聞いてみて」と河沿いにいる花紀京似のボス(舟のオーナー)を指差す。紀京に金額交渉をしようとするとシヴァが「ノープロブレム、降りたら決めよう。早速乗って来い」などと急き立てるのでそうすることにして舟に乗る。が、これがその後プロブレムになるのであった…


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