駅まで約30キロ

そして引き続き紅茶の店。茶葉だけ買うつもりがサフランまで買ってしまう。サフランは日本でも高いのを知っていたが、確かに安さ感はある。これで一応フセインツアーのメニューは終了。最後はバラナシ行きの列車の駅まで送ってくれることになっていた。アーグラから約30キロほどある駅で一人じゃ危険だという事で安心ドライブをフセインが約束してくれていたのであった。

道すがらすっかり打ち解けたガイドのジョギンダからは「バラナシには日本語で話しかけてくる連中がたくさんいるが、ノーフレンドシップだ。バッグの中身は人には見せるな。クレジットカードは銀行以外では使うな。」等々息子を心配する父親のようなアドバイスをもらう、しつこい位に。

列車の駅はちょっと田舎町で、駅まで続く細く長い道の両サイドには露店がずーっと並び、間違いなくデカいリュックを背負った俺の後ろにはバグシーシ軍団ができそうな雰囲気であった。列車は日本で手配してもらったのだが初心者が一人で行くにはこの駅ちょっとヘビーだと思います。旅行代理店のT社さん。

ジョギンダは「メモを出して、今からいう事を書け」とチケットを見ながら車両番号、席番号、列車名などを読み上げる。で、「駅に赤い服を着たポーターがいるからそれを伝えると席まで案内してくれる。チケットはバラナシで降りるまで人には渡すな、見せるだけだ。列車で何かあったら黒い服着た人が車掌だからその人に聞け」とまたまた父親アドバイス。

ジョギンダと俺

駅前でジョギンダが赤い服のポーターをつかまえてくれたのだが、赤い服着ているというだけで、その辺を歩いているじいさんと全く変わらん。一人ではわからんかった、きっと。

ということでそのポーターのじじいにジョギンダとの記念写真を撮ってもらい別れる。ジョギンダは今からデリーまでのロングドライブらしい。気を付けてな、ありがとう、親父。

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